ドライアイス洗浄 概要 OUTLINE

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ドライアイス洗浄とは

ドライアイス洗浄とは、洗浄物の表面にドライアイスを吹きつけて洗浄する方法です。
ドライアイス洗浄はコンプレッサーの圧縮空気を使い、ドライアイスの粒を噴射して洗浄します。スチル・ビーズサンドブラストに比べて後処理に困らず、粉塵公害なども起こりにくいものと考えられています。
この洗浄手法を用いた装置をドライアイス洗浄機といいます。ドライアイス洗浄機は機内でドライアイスペレット(3mmペレット)又は、ドライアイスパウダー(0.1mm以上パウダー)を弱い圧力で必要量にして集めた後、300m/秒の速度で一気に放出されます。粒状またはパウダー状のドライアイスを圧縮空気と一緒に洗浄対象物に吹きつけ、汚れを落とします。
ドライアイス洗浄は今まで落ちなかった頑固な汚れが、短時間で隅々まで、さらに洗浄物にキズをつけずにキレイにすることができる画期的な洗浄方法です。
また、ドライアイスは工業生産の副産物である二酸化炭素を有効利用して作られたものなので、環境にやさしいエコ洗浄でもあります。


  • ドライアイスペレット

  • ドライアイスパウダー

ドライアイス洗浄の原理

  • STEP1

    衝 突

    圧縮空気により、ドライアイスペレットを加速して、噴射します。

  • STEP2

    変 形

    衝突力と急激な温度低下により、熱収縮を起こし、汚れを剥離するきっかけが生じ、汚れの中に入り込みます。

  • STEP3

    気化剥離

    摩擦力と昇華(固体が気化する時に起こる体積膨張)により爆発力が生じ、汚れを剥離させ除去します。

  • STEP4

    完 了

    ドライアイスペレットが全て昇華し、残留がありません。

従来の洗浄とドライアイス洗浄の比較

従来の洗浄 アルカリ洗浄・サンドブラスト・高圧洗浄など

  • 廃棄物(水や溶剤)が発生する
  • 洗浄工程に時間・コストがかかる
  • 洗浄物に傷をつける恐れがある
  • 環境を汚染する

ドライアイス洗浄

  • 気化するため残留物が残らない
  • 洗浄中や洗浄後、即稼働できる
  • 洗浄物に傷をつけない
  • 環境にやさしい

出張デモンストレーション

  • 1お客様の工場等に当社がお伺いし、対象物のデモを行います。
  • 2お客様が当社工場にて洗浄サンプルを持ってお越し頂き、デモを行います。
  • 3お客様より洗浄サンプルをお送り頂き、デモを行います。

※すべてに対し、ご要望があれば、動画撮影致します。

洗浄委託サービス

出張委託洗浄

皆様の工場や建物に洗浄マシーンやコンプレッサーを持ち込み、その場でスピード対応いたします。ご依頼に応じて、洗浄時の動画撮影も致します。
※出張デモサービスもお受けいたしますので、お気軽にお問い合わせください。

お預かり委託洗浄

皆様の洗浄したい製品をお預かりして、洗浄後ご返却いたします。ご依頼に応じて、洗浄時の動画撮影も致します。
※洗浄依頼品の数量や大きさ、精密度などご相談の上対応いたします。

環境ISOへの取り組み

ドライアイス洗浄は、水や溶剤を使用しない環境を考えた新しいECO洗浄システムです。
環境問題がクローズアップされている中、環境ISOに取り組まれている企業様はもちろん、廃棄物処理費の削減に取り組まれている企業のご担当者様は、是非一度お試しください。

注意点 ATTENSION

ドライアイス洗浄の密閉空間での使用は酸欠の可能性が高くなります。室内で使用する場合は強制換気を行ってください。どうしても密閉空間での作業を行わざるを得ない場合は、酸素濃度計を携帯し、酸素欠乏に注意する必要があります。また、目、耳、手の保護のために保護メガネ、耳栓、手袋を使用してください。